The Daily Social Distancing Show & Trevor Noah

デイリーショーとトレヴァー・ノア

覚え書き ミリタリー・ザンボニーと笑いの自由

昨日はThe Daily Showより “Invade Us, Canada” を翻訳しました。
The Daily ShowのチームにはTrevor以外にもコメディアンがいて、見ての通り多様性を意識した構成になっています。ほかにも「Stupid!」が決め台詞のマレーシア人コメディアン ronny chieng などが参加しています。正直彼らのコーナーはさほど面白くないので翻訳していませんでしたが、ちょっと...今回のは笑っちゃったね。(Bleep)のとこはtwitterで見た時はまんまfuckと言っていたので、ごはん吹いたわ。
 
隣国に占領してほしいという驚きのジョークで、「え、これいいのかな?」と思ってコメント欄みたけど、全然荒れていないですね。ミリタリー・ザンボニー笑、とか、今から壁立てるわ、カナダ人より。とか書いてある。アメリカが大国で、相手がカナダだから、100%ないわーっていう安心感もあって成り立つジョークではありますが、これが日本の番組だったらどうなるか...ちょっと想像するのも怖いですね。
考えてみるとあちらは笑いの力が重要視されていて、笑いの場を保つことが重んじられる文化なんですね。言論の自由の一部として風刺の自由がある。笑いの自由は民衆の権利、だからみんなで守ろうよ、という感覚なのかな。もちろん「不謹慎だ」と言う自由も保証されているわけだけど、こういう笑いの場においては、それ言ったら誰もなにも言えなくなっちゃうじゃんか、ということは言わない不文律があるんだなと理解しました。そして、カナダの保険制度は全然良くない!とかマジレスしてるコメントも中にはあるんだけど、ほとんどのコメントがジョークで返してる。「カナダの差別は笑顔を添えて、アメリカの差別は膝を添える*1」という超ブラックなのもありました。
日本人にとってのお笑いはどちらかというと日々の生活のお楽しみで、ガス抜き程度の位置付けですが、西洋における風刺の歴史は紀元前5世紀に遡るとのことで、時代の節目節目で時の権力者(教会であったり王政であったり巨大資本主義であったり)への対抗手段としての役割を果たしていますから、銃よりも強い武器という意味合いが歴史的にあるんですね。これがThe Daily Showのように政治や権力をネタにするコメディ番組が成り立つ背景でもあります。
カナダ人のアクセントを馬鹿にするネタは、どちらかというと自分たちが標準だと思い込んでいるアメリカ人のセルフパロディのような感じだし、民主主義を広めるために侵略してきてくれっていうのも、「民主化を支援する」という大義名分の元に他国への軍事介入を繰り返してきたアメリカ自身をネタにしているわけで、アメリカにも自虐ギャグがあったのね、っていうかハイセンスすぎるよ、アメリカの自虐ギャグ。アクセントのくだりは面白いですね、二次言語として英語を学習してる身には、平板なカナダアクセントの方が、Roy Wood Jr. のアクセントよりずっと聞き取りやすいけどね。Roy Wood Jr. はまじで、CC無いと何言ってっかわかんないレベル。この記事を思い出しました。
 
とはいえ、一番笑ったのはサーディンでしたね。Ha!って。
6月5日のTrevorの自宅からの投稿以降、人種差別問題を扱った過去の収録の再掲など、youtubeのチャネルではシリアスTrevorが続いていたので、久々にアホアホなThe Daily Showが見られて安心しました。
 
おまけ:はたらくのりものといえばDPZ。製氷車にも乗ってました(案の定)。
「氷の状態は滑っている音を聞けばわかる」職人の世界。すごいぜ。
 

*1:黒人男性ジョージ・フロイド氏が警官に膝で首を押さえつけられ絞殺されたことから

コロナウィルス急増中 | The Daily Social Distancing Show

 

Coronavirus Is on the Upswing | The Daily Social Distancing Show

You know, with states opening up, and people protest in the streets, a lot of the public feel like coronavirus is over. The only problem is, nobody told coronavirus.
各州が経済活動を再開し、通りでは抗議運動が繰り広げられている今、多くの人はコロナウィルスは終わったと思っています。唯一の問題は、誰もそのことをコロナウィルスに伝えていないことです。
 
America's Covid-19 pandemic has passed another terrible milestone as of this morning, more than two million Americans have tested positive for the coronavirus, more than 112,000 of them have died. the head of Harvard’s Global Health Institute said yesterday; the U.S. death toll could reach two hundred thousand in September.
今朝、アメリカはCovid-19 流行の新たな恐るべき節目を迎えました。新型コロナウィルス陽性患者数は2百万人を超え、死者数は11万2千人以上となりました。ハーバード・グローバルヘルス研究所は昨日、アメリカ合衆国の死者数は9月には20万人に達する可能性があるとの見解を示しました。
 
Earlier this week, 16 states reported an increase in average new Covid-19 cases compared to two weeks ago. At least 14 states have seen a rise in current hospitalizations since Memorial Day including Texas where hospitalizations jumped 42%. In Arizona hospital capacity is at 83%. State data shows the usage of ventilators, ICU beds and intubations at all-time highs.
今週はじめ、2週間前に比べCovid-19 の平均新患者数の増加がみられた州は16に上りました。少なくとも14の州で戦没将兵追悼記念日(5月26日)以降、入院者数が上昇しており、そのうちテキサス州では入院者率が42%上昇、アリゾナ州では病床の83%が占有されています。国のデータによるとベンチレーター、ICU病床、気管支挿管の数はこれまでで最も高くなっています。
 
You know I can’t say that for certain because I’m not, like, a scientist, but I feel like coronavirus grow up with a father who never loved it. Because right now it’s working really hard to prove itself. I mean 200,000 death? By September?
専門家ではありませんので確かなことは言えませんが、コロナウィルスは父親の愛情を受けずに育ったようですね。その証拠に、自分の存在を証明するため必死に戦っています。死亡者数20万人?9月までに?
 
Coronavirus is attacking America so hard, half of the country’s gonna want to put up a statue of it.
コロナウィルスのアメリカへの攻撃の凄まじさたるや、国民の約半数がコロナウィルスの銅像を建てたいと思うほどです。
 
And look, there are many reasons that Americans are taking the pandemic less seriously, but one of those reasons might be the fact that the people running the country barely seem to be thinking about it anymore at all.
さて、アメリカ人がこのパンデミックを深刻なものと考えなくなる理由は沢山ありますが、国の運営に関わる人々がもはや全くコロナウィルスのことを考えていないようであることも一つの理由でしょう。
 
I mean they haven’t held a corona press conference to update the public in weeks. Like, I don’t know where country official stands. Do you? Are we winning?  Are we losing? Can we go back outside? Can we sneeze on the buffet again? Like, what’s happening?
例えば、公に情報を更新するためのコロナ関連の記者会見は何週間も開かれていません。国の公式見解はどうなっているのか僕には分からないな、君はどうだ?コロナとの闘いに勝ってるのか?負けてるのか?外に出てもいいのか?前みたいにビュッフェでくしゃみしてもいいのか?どうなってるんだ?
 
And it doesn’t help that yesterday, just yesterday, the head of the coronavirus task force did this.
そんな中、昨日、まさに昨日、新型コロナウィルス対策本部のトップがやってしまったのはこちらです。
 
Vice President Mike Pence has deleted his tweet showing campaign staff ditching coronavirus safety recommendations. He posted the tweet last night showing him with a large group of Trump reelection campaign staffers with no social distancing or face masks. That despite the fact that these are the recommendations of the coronavirus task force that is led by Pence.
ペンス副大統領はあるツイートを削除しました。削除されたツイートでは選挙スタッフがコロナウィルスの安全行動規範を守っていないことが露呈していました。昨晩、副大統領は大人数のトランプ大統領再選選挙スタッフと共に映った写真をツイートしましたが、写真の中でスタッフはソーシャルディスタンシングを守らず、マスクを着用していませんでした。ペンス副大統領自らが率いる新型コロナウィルス対策本部の行動規範に反した形となっています。
 
You see? This is the problem. How do you expect the public to take things seriously when you yourself are not taking it seriously? You tell people wear masks but you are raw-dogging the air.*1
見たか?これは問題だ。自分が真剣に捉えてないことを、一般の人たちに真剣捉えてもらえると思うか?マスクをつけろと言いながら、自分はナマで吸ったり吐いたりしてる。
 
You tell people to social distance but then you guys are crammed together like, like those tiny fish. Like the fish inside the, the can. The… God. The fish. You know the fish they’ve got the smell. The… Ah, it’s on the tip of my tongue. Goddamn. The…
ソーシャルディスタンスしろと言っておきながら、ぎゅうぎゅうひしめき合って、まるで、、あのちっちゃい魚みたいに、あの、あの、缶に入った魚だよ、くそっ、魚だ。わかるだろ、あの匂いのキツい魚、あの、、あああ、喉まで出かかってるのに、、ぐぬぬ...
 
Anyway, you know what I’m talking about. Because it’s clear to see America’s battle against Covid... Sardines!
とにかく、言いたいことはわかるだろ、明らかにアメリカのCovid-19との戦いは...サーディン!
 
It was sardines. You’re packed together in a room like sardines. Ha!
サーディンだった!サーディンみたいに部屋にぎゅうぎゅう詰めになりやがって!どうだ!
 
Look, the point is America's botched coronavirus response is just one of the reasons that 74% of Americans now feel like the country is on the wrong track. And I don’t blame them.
さて、注目したいのは、アメリカがコロナウィルスへの対応をしくじったこと以外にも様々な理由で、今やアメリカ人の74%がアメリカは進む道を誤ったと考えていることです。無理もないですね。
 
Police are beating up protesters in the streets. Millions of people are unemployed. And Georgia couldn’t even hold a primary election without making people wait in lines for hours. Clearly, American democracy is failing, which means, there is only one thing to do.
道では警官がデモ隊を叩きのめしている。何百万人もの人が失業している。ジョージアではたかだか予備選挙ひとつするのに、投票者を列にならばせて何時間も待たせなきゃならなかった。アメリカの民主主義は明らかに破綻しているんです、だから、するべきことはただ1つでしょう。
 
What if I told you about a country in crisis.
危機に瀕している国のことを知ったらどうしますか?
A country ravaged by disease.
病気で荒廃した国です。
Where the economy has collapsed.
経済は破綻して、
Where soldiers patrol the streets.
兵士が道を巡回していて、
A government gases its own people.
政府が自国民に催涙ガスを噴射している国。
And the lines to  vote are longer than the bathroom line at Coachella.
その国では投票するために、コーチェラのトイレより長い列に並ばなきゃならない。
Now, what if I told you that country is America?
その国の名前はアメリカだと知ったらどうしますか?
Plot twist!
だいどんで〜ん!
That’s the Shyamalan.
ナイト・シャマランの映画みたいだろ。
Admit it. America is a failed state.
認めよう。アメリカは破綻した国だ。
America needs return to democracy.
アメリカは民主主義を取り戻さなくちゃ
And if there’s one thing America knows, it's when a country needs democracy, you invade it.
で、民主主義を求める国があるなら、侵略しろっていうのがアメリカの理解だ。
It’s time for someone to invade the United States.
他の国がアメリカ合衆国を侵略する時が来たんだ。
Specifically, Canada.
その国は、カナダだね。
That’s right. We’re asking the good people of Canada to invade us. Please.
その通り。カナダの良き人たちにお願いです。アメリカを侵略してください。
Please. Please invade us.
お願い、どうかアメリカを侵略して。
Please, invade us for the love of god. Wait, what do you all pray to up there? You all pray to a moose?
頼むよ、神の愛のもとに侵略してくれ。ん?カナダではみんな何に祈るんだ?ヘラジカにお祈りするのかな?
We're not asking for a donation. We’re asking for an invasion.
義援金より、侵略を。
Some of our states are already basically Canadian. Uh, Minnesota, Maine, the non-Detroit parts of Michigan.
もうほとんどカナダみたいな州もあるしね、ほら、ミネソタ、メイン、それとデトロイト以外のミシガン。
We’re right next to you. Just invade us for weekend and see if you like it. Come on.
すぐ隣だからさ、気にいるかどうか、ちょっと週末に侵略してみてよ、さあさあ!
No new languages to learn. It’s English but with a slightly more normal accent.
新しい言葉を覚えなくてもいいのよ、英語だもの。ただちょっと、訛りがないだけの違いよ。
And to my fellow Americans, why would we not want Canada to invade us?
さあ、アメリカ人のみんな、カナダに侵略をお願いしようよ。
We’ll still have racism, but it’ll be polite, Canadian racism with a smile.*2
人種差別はなくならないけど、見えにくくなるわ。笑顔を添えたカナダ流差別よ。
And, Canada, we apologize for making fun of you so much. “We’re so sorry.” “I’m so sorry.” I’m so, I'm… Look, you all make it easy.
それに、カナダに謝るよ。あんなにバカにしてごめん。(カナダ訛りで)ほんとうに、ごめんなさい。ほんとうに、ごめんなさいね。(アメリカ訛りで)ほんと、...なんだよ、楽にいこうぜ。
We’re just jealous of your functioning health care system, which if you don’t mind, bring that with you.
カナダの健康保険はうまくいってて羨ましい限り、よければ持ってきてよ。
We did great under our last black president. We’re willing to try yours.*3
前の黒人大統領の時は、うちもうまく行ってたんだ。そっちの黒人大統領も試してみたいな。
And on top of all that, I want to (bleep) a Canadian.
それより何より、カナダ人とヤリたいの。
I want to (bleep) a Canadian.
カナダ人とヤリたい。
We want to (bleep) Canadians.
カナダ人とヤリた〜い!
So, if you agree that Canada should spread democracy to the United States,
だから、カナダがアメリカに民主主義を広めるべきだと思うなら、
If you’re ready to see Canada’s military Zambonis*4
 roam the streets of our great nation,
カナダのミリタリー・ザンボニーが偉大な我らの国土を進軍するのを見る気になったら、
Go to DailyShow.com/InvadeUs, sign the petition and share with your friend.
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If enough of us ask and we do it politely, they can’t say no.
大勢で丁寧にお願いすれば、カナダ人はノーとは言えないわ。

*1:raw dogging: "having sex with no condom" 直訳すると「空気とナマでやってる」。ちなみに、row doggingというのもあって「the practice of multiple people having anal sex with each other at the same time.」らしい。なんだその practice。https://www.urbandictionary.com/define.php?term=rawdogging

*2:polite racism: あからさまな侮蔑や暴力など目に見える形の差別ではなく、表面上はうまく取り繕われ、目立たない形で社会構造に潜む差別。差別される側の個人的な問題であるかのように装われる例などがある。関連する語にCovert racism(隠れた人種差別)、systemic racism(構造的人種差別)など。カナダ人の国民性が”polite”であるとされることとも絡められている。カナダでは先住民族や、特にアジア系の留学生に対する polite racism がしばし問題提起されている。 https://www.cbc.ca/sports/olympics/waneek-horn-miller-oka-crisis-racism-canada-1.5598757

*3:black president: トルドー首相が約20年前の学校教師時代、パーティーで黒塗りの仮装をしていた写真が2019年9月タイムズ紙に大々的に報じられ、世界的なスキャンダルとなったことより https://time.com/5680759/justin-trudeau-brownface-photo/

*4:Zamboni: 製氷車。スケートリンクの氷を均す車。 Zamboniはメーカー名だが、製氷車の代名詞にもなっている。氷に閉ざされた国カナダのイメージで製氷車なのだろうけど、実はZamboni社はアメリカの会社でカリフォルニアに本社があるらしい。https://www.thecanadianencyclopedia.ca/en/article/zamboni

覚え書き

2回に分けて翻訳したTrevorの「George Floyd, Minneapolis Protests, Ahmaud Arbery & Amy Cooper」。

アパルトヘイトが撤廃される前の南アフリカで、白人と黒人の混血として生まれたバックグラウンドを持ち、これまでも人種差別問題に対して鋭い言説を放ってきたTrevorが、ジョージ・フロイド殺害から続く人種差別への抗議活動、世界中のニュースからCovid-19の文字をほぼ一掃した社会の騒乱に対してどんなコメントを出すのか待っていたのですが、 事件から5日後の5月29日に公開されたこの動画は、Trevorならではの、非常に理解しやすい例えや言い換え、引用を用いて、いかにアメリカ社会の負のエネルギーが長い抑圧の時を経て噴出したのかを語り、18分もの長さでありながら、非常に多くの支持を受けて拡散しました。

私のTwitterのTLも一時はTrevor一色になり、かなり興奮したのですが、さらに6月3日にはFORBES JAPANでも取り上げられていました。

 

 

forbesjapan.com

日本語メディアでTrevorが紹介されるのはまだまだ珍しいので、この動画の影響力がどれほど大きかったかが伺えます。

上の記事では「です・ます調」で翻訳されていますが、私がこの動画を見た印象は、もっと距離が近い感じ、個人的なTrevorからのメッセージという感じだったので、カジュアルな口調で、若い視聴者に語りかけているように翻訳しました。

自由の女神と番組タイトルを表示したパネルの横で、パーカーを着てトークするという、The Daily ShowがThe Daily "Social Distancing" Showになってからの定番スタイルではなく、ベッドに寝そべって、あえて縦画面で自撮り風に撮影した動画は、The Daily Showのチャネルではあるけれど「未編集・ノーチェックで、Trevor自身の個人的な考えを視聴者と共有しますよ。」という演出と捉えたからです。

それもまた、この動画が支持された理由じゃないかな。スタジオ収録された番組を見ていても、最近の自宅からの"Social Distancing" Showを見ていても感じるんだけど、Trevorは視聴者との距離の取り方が非常に巧いんですよね。

 

ところで、もちろん、Trevorはこの動画で「いいぞ、どんどん略奪しろ!」と言っているわけでは無く、「抗議運動は分かるけど、どうして略奪するの?」と思っている人(私自身もそう思っている)に、想像の種、理解の緒を与えてくれているんですよね。

Trevorはしばしば、幼少期の生活が経済的、物質的には決して恵まれたものではなかったことを口にしていますが、努力と才能でそうした厳しい環境から脱して今の地位を勝ち取った人が、安易な自己責任論を口にせず、弱者への共感と理解を説くのはなかなかできないことだと思います。

 

さて、ジョー・バイデンへのインタビューとか、少し前だけどオバマとコロナの卒業式スピーチとか、翻訳したい動画が山ほど溜まってるんですが、次はコメディセントラルの深夜枠らしい、アホアホなやつも翻訳しようかな。

 

ジョージ・フロイドと人種差別のドミノ<後半> | The Daily Social Distancing Show

But if you think of being a black person in America who is living in Minneapolis or Minnesota or any place where you’re not having a good time.
Ask yourself this question when you watch those people: what vested interest do they have in maintaining the contract?
だけど、アメリカで、ミネアポリスミネソタ、その他どこでも、黒人であることで虐げられるような場所で、黒人として生きるのがどういうことか考えてみてほしい。暴動や略奪を目にしたら、自問自答してみてほしい。社会との契約を守れるほどの既得権が、あの人たちにあるだろうかと。
 
Why, like, why don’t we all loot? Why, why doesn’t everybody take, why doesn’t, because we’ve agreed on things.
僕らみんなが略奪するわけじゃない、それはなぜだ?なぜみんな盗みをしない?それは、合意があるからだ。
 
There are so many people who are starving out there, there are so many people who don’t have, there’re so man people. There are so many people who are destitute, there’re people who, when the virus hit and they don’t have a second paycheck, are already broke, which is insane, but that’s the reality.
飢えている人、貧しい人がたくさんいる。困窮している人がたくさんいて、コロナのせいで給料を受け取れなくなって破産した人もいる、信じられないけど現実だ。
 
But still, think about how many people who don’t have, the have-nots. Say, you know what? “I’m still gonna play by the rules, even though I have nothing because I still wish for the society to work and exist.”
何も持っていない人がどれぐらい多くいるか考えてみてほしい。持たざる人たちが。「それでもルールに従います。何ひとつ持っていなくても。やっぱり社会が機能して存続して欲しいから。」なんて言うとでも?
 
And then, some members of that society, namely black American people watch time and time again how the contract that they have signed with society is not being honored by society that has forced them to sign it with them.
その上、その社会のメンバーの一部、つまりアメリカ黒人は、なんども何度も自分たちが社会と交わしたその契約が、自分たちに無理やり契約させたその社会から、反故にされるのを目にしてるんだ。
 
When you watch Ahmad Aubrey being shot and you hear that those men have been released and, were it not for the video and the outrage, those people would be living their lives, what part of the contract is that in society? When, when you see George Floyd on the ground and you see a man losing his life in a way that no person should ever have to lose their life, at the hands of someone who is supposed to enforce the law, what part of the contract is that?
アーマッド・アーベリーの銃撃事件では犯人たちが釈放されて、動画の拡散と抗議がなかったなら、犯人たちはそのまま普通に暮らしてた、そんなの社会との契約上許されないだろう?ジョージ・フロイドが地面に倒されて、決してあってはいけない形で、法律を守る側の人間の手で、命を奪われるのをみんなが見た。そんなこと、契約上許されないだろう?
 
And a lot of people say, “Well, what good does this do?” Yeah, but what good doesn’t it do? That’s the question people don’t ask the other way around. “What good does it do to loot Target?*1 What does it, how does it help you to loot Target?” Yeah, but how does it help you to not loot Target? Answer that question.
なのにたくさんの人が、「こんなことして、何のためになるんだ?」って言ってる。そうだね、でも、何のためにもならないのか?って逆に尋ねられることはない。「ターゲットを略奪して何になるんだ?何なんだ、ターゲットを略奪してどんな得があるんだ?」そうだね、じゃあターゲットを略奪しないことで何が得られるんだ?答えてみろよ。
 
Because the only reason you didn’t loot Target before was because you were upholding society’s contract. There is no contract if law and people in power don’t uphold their end of it.
ターゲットを略奪しない唯一の理由は、社会の契約を守るためだ。法と権力者が契約の目的を守らなければ、契約なんて成り立たない。
 
And that the things I think about people don’t understand sometimes is that, is that we need people at the top to be the most accountable because they are the ones who are basically setting the tone and the tenor for everything that we do in society. It’s the same way we tell parents to set an example for their kids, the same way we tell captains or coaches to set an example for their players, the same way you tell teachers to set an example for their students. The reason we do that is because we understand in society that if you lead by example, that is a good chance for people to follow that example that you set.
そして、しばしば理解されていないと思うのは、トップに立つ人には最も責任があるってことだ。社会の行動の、基本的な基準と方向性はトップの行ないで決まるんだから。両親が子供の手本になるべきなのと同じ、監督やコーチが選手の、教師が生徒の手本になるべきなのと同じことだ。その理由は、トップが手本を示せば他の人はトップの示した手本に従うことができると、社会のみんなが認識しているからだ。
 
And so, if the example law enforcement is setting is that they do not adhere to the laws, then why should the citizens of that society adhere to the laws when, in fact, the law enforcers themselves don’t?
そして、法の番人が「法に従わない」という手本を示すなら、その社会の住人が法に従うわけはない。実際、法の番人自身が法に従っていないんだから。
 
There’s a really fantastic chapter in Malcolm Glagwell’s book, “David and Goliath.”*2Where he talks about the principles, what is it, it’s… He talks about the principles, the principles of legitimacy. And he says "in order for us to argue that any society or any legal body or any power is legitimate, we have to agree on core principles. And those three principles, if I remember correctly is number one, we have to agree on what the principles are, number two we have to believe that the people who are enforcing the principles are going to enforce them fairly, and number three, we have to agree that everyone in that society is going to be treated fairly according to those principles.
マルコム・グラッドウェルの「ダビデゴリアテ」にすごくいい記述がある。著者の考える、ある原則についての説明で、なんて言ったかな...正当性の原則というんだ。曰く「我々が、ある社会や司法や権力に正当性があると訴えるにはまず、核となる原則に合意していなければならない。」その原則は3つあって、うろ覚えだけど、1つ目は原則の内容への合意、2つ目に法が公平に執行されること、3つ目はこの原則によって社会の全員が公平に扱われることだ。
 
It is safe to say, in this one week alone, and maybe from the beginning of the coronavirus really blowing out in America, black Americans have seen their principles completely de-legitimized. Because if you’re a black person in America right now and you’re watching this, if you’re a black American person specifically and you’re watching this, what principles are you seeing?
この一週間だけでも、もしくはコロナウィルスがアメリカ中を席巻しだした頃からでも、アメリカ黒人は自分たちの原則の正当性が完膚なきまでに踏みにじられるのを見てきたといえるだろう。あなたが今アメリカにいる黒人でこの不平等を目の当たりにしているなら、とりわけアメリカ黒人でこの不平等を目の当たりにしているなら、そこに原則はあったか?
 
I think sometimes the things we need to remember, and it’s something I haven’t remembered my whole life. I like, it’s you start to learn these things, you know. When you travel the world, when you read, when you learn about society, I think is that like, when you are a have and when you are a have-not, you see the world in very different ways. And a lot of time people say to the have-nots, “This is not the right way to handle things.”
誰もが忘れてはいけないと思うのは、僕自身が生涯忘れないようにしているのは、こういうことだ。何かを知ろうとする時、例えば世界中を旅したり、本を読んだり、社会について知るときに、僕が思うのは、持つ者と持たざる者では世界の見え方が全く違うってことだ。そして、持たざる人たちは何度も言われてきた。「それは正しいやり方じゃない」と。
 
When Colin Kaepernick kneels*3, they say, “This is not the right way to protest.” When Martin Luther King had children as part of his protests in Birmingham, Alabama*4, people said “Having children as your protests is not the right way to do things.” When he marched in Salma*5, people said, “This is not the right way to do things.” When people march through the streets in South Africa doing the apartheid, they said, “This is not the right way to do things.”
コリン・キャパニックが跪いたとき、「これは抗議の方法として正しくない」と言われた。キング牧師バーミンガムでの抗議運動に未成年者を交えたとき「未成年に抗議運動をさせるのは正しくない」と言われた。セルマでデモをしたときも「これは正しいやり方ではない」と言われた。南アフリカアパルトヘイトに抗議するデモが起きた時も「正しいやり方ではない」と言われた。
 
When people burn things, they say it’s not the, it’s never the right way because there’s never, there is never a right way to protest, and I’ve said this before there is no right way to protest that’s what protest is. It cannot be right because you are protesting against a thing that is stopping you.
民衆がことを起こすと、それは...それは常に正しくない、抗議に正しい方法なんてないからだ、前にも言ったけど、正しい方法なんてない、それが抗議というものだ。正しくなるわけない、妨げになるものに対して抗議しているんだから。
 
And so I think what a lot of people don’t realize is the same way you might have experience even more anger and more just visceral disdain watching those people loot that Target, think to yourselves, or maybe it would help you if you think about that, that unease that you felt watching that Target being looted. Try to imagine how it must feel for black Americans when they watch themselves be looted every single day. Because that is fundamentally what’s happening in America. Police in America are looting black bodies.
そして、多くの人が気づいていないのは、ターゲットを略奪する人たちを見て、あなたが怒りや腹の底からの侮蔑を感じるのと同じか、さらに強い感情がそこにはあるっていうことだ。自問してほしい、またはこれからいうことを参考にしてほしい、ターゲットが略奪されるのを見て沸き起こる不快感について考えるときに、想像してみてほしい、アメリカ黒人が、自分たちが毎日毎日略奪されているのを目の当たりにして、どう感じているかを。それがアメリカで常に起きていることだからだ。アメリカの警官は黒人の死体から略奪している。
 
And I know someone might think that’s an extreme phrase, but it’s not because here is a thing I think a lot of people don’t realize. George Floyd died. That is part of the reason the story became so big is because he died. But how many George Floyds are there that don’t die? How many men are having knees put on their necks? How many Sandra Bland*6 are out there being tossed around. We don’t, it doesn’t make the news because it is not grim enough, it doesn’t even get us enough anymore. It is only the deaths, the gruesome deaths that stick out,
行き過ぎた表現だという人がいるのは分かっている。でも、そんなことはない。なぜなら、多くの人が気づいていないけど、ジョージフロイドは命を落とした。抗議がこれほど大ごとになった理由は、ひとつにはジョージフロイドが命を落としたからだ。けど、死なずにすんだジョージ・フロイドがどれほど多くいる?どれほど多くの男性が、膝で首を押さえつけられてる?どれほど多くのサンドラ・ブランドが道で小突き回されてる?そんなのニュースにもならないんだ、刺激が足りないから。誰もそんなのじゃ満足できなくなってるんだ。誰かが死ななきゃ、それも恐ろしい死に方じゃなきゃ注目されない。
 
but imagine to yourself, if you grew up in a community where everyday someone had their knee on your neck, where every day somebody was out there repressing you every single day. You tell me what that does to you as a society, as a community, as a group of people. And when you know that this is happening because of the color of your skin. Not because the people saying it is happening because of the color of skin, but rather because it’s only happening to you and you are the only people who have that skin color.
でも自分に置き換えて想像してほしい、日々誰かが首を膝で押さえつけられている、毎日毎日通りが監視されている、そんな地区で育つことを。そんな社会、そんな地区、そんなグループの中で育てばどんな影響を受けると思う?しかも、それは自分の肌の色のせいじゃないと分かっている。つまり、肌の色のせいだとは誰もはっきり言わないにも関わらず、自分だけがそんな目に遭っていて、自分だけ肌の色が違うからだ。
 
And I know there’s people who’ll say, “Yeah but like, well, how come black people don’t care when black people kill.” Man, that’s one of the dumbest arguments ever. Of course they care. If you’ve ever been to a hood anywhere, not in America but anywhere in the world you’d know how much black people care about that.
それから、「えー、でもなんで黒人は、黒人が人を殺した時は問題にしないんだ?」っていう人がいるのも知ってる。はあ?ばかにもほどがある言い分だな。当然問題視している。アメリカ以外の世界のどこかにいけば、黒人がどれぐらい殺人を問題視するか分かるだろう。
 
If you know anything about under-policing and over-policing*7 you would understand how that comes to be. The police show black people how valuable their lives are considered by the society, and so then those people who live in those communities know how to or not deal with those lives. Because best believe, if you kill a white person, especially in America, there is a whole lot more justice than is coming your way than if you killed some black body in a black neighborhood somewhere.
警察の怠慢と、警察の越権行為の両方について少しでも知っていれば、どうしてそうなるか分かるだろう。警察の行為は黒人の命がどれほど社会から軽視されているかを示している、だからそういう地区の住人はどんな風に対処したり、しなかったりすればいいかを心得てる。なぜなら、間違いなく、アメリカでは特に、もし白人を殺せば、黒人の住む地区で黒人を何人か殺すよりずっと多くの報いを受けることになるからだ。
 
And so to anyone who watched that video. Don’t ask yourself if it is right of wrong to loot, don’t ask yourself, what does loot help, no no no. Ask yourself that question. Ask yourself why it got you that much more, watching these people loot because they were destroying the contract that you thought they had signed with your society. And now think to yourself, imagine if you were them, watching that contract being ripped up every single day. Ask yourself how you’d feel.
だから、あの動画を見た人に言いたいのは、略奪が正しいか正しくないかなんて考えるなってことだ。略奪が何のためになるとか、そんなこと考えるな。考えるべきなのは、略奪する人たちを見てモヤモヤするのはなぜかだ。それは、自分たちの社会の契約が破られてると思うからだ。さらに考えてほしい、もし自分が同じ立場だったらと想像してほしい。自分たちの契約が破られるのを毎日毎日見せられていたら、どんな風に感じるか自問自答してほしい。

*1:Target: ターゲット、スーパーマーケット大手。全米で約1,900店舗を展開する。ジョージ・フロイド殺害の抗議運動が暴動に転じ、多くの店舗が破壊、略奪され、5月28日にはミネソタ州の店舗を、同31日には全米で約200店舗を一時閉店した。 https://finance.yahoo.com/news/george-floyd-protests-looting-lead-target-to-temporarily-close-and-adjust-hours-at-200-stores-185306802.html

*2:邦題「逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密」カナダ人ジャーナリスト、マルコム・グラッドウェルの5冊目の著書。著者によるTEDでの解説 http://www.ted-ja.com/2013/10/malcolm-gladwell-the-unheard-story-of-david-and-goliath.html

*3:Colin Kaepernick: コリン・キャパニック、フットボール選手。2016年8月、試合の国歌斉唱で跪き、人種差別と警察の有色人種への暴力に抗議の意思を示した。この行為は議論を呼ぶと同時に、リーグ内にはキャパニックに続いて跪く選手が続出し、ドナルド・トランプが跪いた選手の解雇を呼びかける事態となった。リーグはキャパニックらを支持せず、キャパニックは所属チーム49ersを退団することとなり、その後リーグのどのチームにも所属できない状態となった。片膝をつく抗議のポーズは、他のスポーツリーグにも波及した。https://en.wikipedia.org/wiki/U.S._national_anthem_protests

*4:1963年アラバマ州バーミンガムキング牧師の抗議運動に、高校生やさらに若い世代が参加し、その一部は逮捕された。未成年を利用しているとして行為の是非が議論を招いた。https://en.wikipedia.org/wiki/Birmingham_campaign#Recruiting_students

*5:1965年アラバマ州セルマでのデモ行進は「血の日曜日」として知られる。https://en.wikipedia.org/wiki/Selma_to_Montgomery_marches

*6:2015年、イリノイ州テキサスで当時28歳のサンドラ・ブランドが職務質問に非協力的だったとして逮捕され、3日後に留置所で遺体となって発見されたのち、自殺と認定された事件。逮捕した警官が異常に多くの職務質問を横行していたこと、死の経緯に疑問が残ること、2019年になってサンドラ自身が携帯で撮影していた動画が公開されたことなどが議論を呼んだ。https://en.wikipedia.org/wiki/Death_of_Sandra_Bland

*7:under-policing and over-policing: Protests focus on over-policing. But under-policing is also deadly.https://www.washingtonpost.com/outlook/underpolicing-cities-violent-crime/2020/06/12/b5d1fd26-ac0c-11ea-9063-e69bd6520940_story.html

ジョージ・フロイドと人種差別のドミノ<前半> | The Daily Social Distancing Show

Trevor shares his thoughts on the killing of George Floyd*1, the protests in Minneapolis, the dominos of racial injustice and police brutality, and how the contract between society and black Americans has been broken time and time again.
ジョージ・フロイド殺害、ミネアポリスの抗議活動、人種差別と警察暴力のドミノ、そして何度となく破られてきた社会とアメリカ黒人の契約について、トレバーが思いを語る。
 
Hey, what’s going on everybody?
みんな、どうしてる?
 
You know what’s really interesting about what’s happening in America right now is that a lot of people don’t seem to realize how dominos connect, how one piece knocks another piece that nocks another piece that nocks another piece and in the end creates a giant wave.
アメリカで起きていることで、とても気になってるのは、多くの人がドミノのつながりに気づいてないみたいだってことだ。ひとつの牌が隣の牌を、その牌がまたその隣の牌を倒していって、大きなうねりになったってことをね。
 
Each story seems completely unrelated and yet at the same time, I feel like everything that happens in the world connects to something else in some way, shape, or form. And I think this news, this news cycle that we whitnessed in the last week was a perfect example of that. Amy Cooper*2, George Floyd and, you know, the people of Minneapolis.
それぞれの出来事は全く無関係に見えるけど、同時に、世界で起きている全ての出来事が、特定の何かに、何らかの形で繋がっていることがあると思うんだ。それで、先週僕らが目にしたこの一連のニュースは、僕の考えるそういう繋がりの格好の例だと思う。エイミー・クーパー、ジョージ・フロイド、そしてミネアポリスの人々は。
 
Amy cooper was for many people, I think, the catalyst, and by the way I should mention that all of this is like against the backdrop of coronavirus, you know? People stuck in their house for one of the longest periods we can remember, people loosing more jobs than every...anyone can ever remember. People struggling to make do more than they can remember. I think all of that compounded by the fact that there seems to be no genuine plan from leadership. Like, no one knows what’s gonna happen. You know, no one knows how long they’re supposed to be good, how long they are supposed to stay inside, how long they supposed to flatten the curve. No one knows any of these things. 
エイミー・クーパーは多くの人にとって、起爆剤だったと思う。ところで、一連の出来事の背景にコロナウィルスがあったことは無視できない。こんなに長い期間みんなが家の中に閉じ込められるのも、多くの人が仕事を失うのも、誰もがなんとかやりくりして必死に頑張るしかないのも、今までにないことだった。実際、指導者がまともな解決策を示さなかったことで、事態はより深刻になったと思う。誰も次に何が起こるのかわからず、いつまでいい子にしてなきゃいけないのか、いつまで家の中にいなきゃいけないのか、いつになればコロナの勢いが止まるのか、といったことは誰にもわからなかった。
 
And so what happens is you have a group of people who are stuck inside, all of us, our society, we're stuck inside. And then we start to consume, we see what’s happening in the world and I think, Amy Cooper was one of the first moments that, you know, one of the first dominos that… that we saw get knocked down post-corona for many people. And that was a world where you quickly realized that, while every one is facing the battle against coronavirus, black people in America are still facing the battle against racism and coronavirus.
そこで何が起きたかというと、大勢の人が閉じ込められていて、つまり僕らみんなだ、この社会全体が閉じ込められてた。それでみんな消耗しはじめたところに、今回のことが世界中で起きた。エイミー・クーパーはその最初の出来事で、つまり最初のドミノのひとつ、多くの人にとって、コロナ後の世界で最初に倒されたドミノだった。その世界では誰もがすぐに気づいたんだ、みんながコロナウィルスと戦っている間も、アメリカの黒人はコロナウィルスだけじゃなく、人種差別とも戦っていたってことに。
 
And the reason I say it’s a domino is because, think about how many black Americans just have read and seen the news of how black people are disproportionately affected by coronavirus, and not because of something inherently inside black people, but rather because of the lives black people have lived in America for so long. You know, coronavirus exposed all of it.
それで、なんでこれをドミノと呼ぶかというと、多くのアメリカ黒人が、黒人が非常に不平等にコロナウィルスに脅かされているというニュースを見聞きしていることを考えてほしい。それも黒人が生まれ持つ特性のせいではなく、とても長い期間にわたるアメリカ社会での黒人の暮らしぶりのせいで。そう、コロナウィルスがそのことをすっかり明るみに出したんだ。
 
And now here you have this woman who, we’ve all seen the video now. Blatantly, blatantly knew how to use the power of her whiteness to threaten the life of another man and his blackness. What we saw with her was a really, really powerful, explicit example of an understanding of racism in a structural way. When she looked at that man, when she looked at Cooper and she said to him “I’m gonna call 911 and I’m gonna tell them there is an African American man threatening my life.” She knew how powerful that was.  
誰もが見たこの動画の中で、この女性は、露骨に、自分が白人であることの優位性を利用すれば、黒人の命を脅かすことができると分かっていた。動画でのエイミーは、構造的な人種差別を理解できる、非常に影響力の強いあからさまな例だ。エイミーは、あの男性、クーパー氏を見ながら「911に電話するからね、黒人の男に殺されそうって言ってやる」と言ったとき、その影響力の強大さを分かっていて言っている。
 
And that in itself is telling, you know? It tells you how she perceives the police. It tells you how she perceives her perception or her relationship with the police as a white woman. It shows you how she perceives a blackman’s relationship with the police and the police’s relationship with him. It was, it was really, it was, it was powerful.
あの発言そのものが、エイミーの意図を表している。あの発言から、エイミーが警察を利用できると考えていたのが分かる。あの発言から、エイミーが明確な意図を持って、警察が白人女性である自分に有利に動くことを利用しようとしていたのが分かる。あの発言から、警察が黒人男性に偏見をもっていること、黒人男性が警察と関わり合いたくないことを利用しようとしていたことが分かる。これは、これは本当に、影響力が強い。
 
Because so many people act like they don’t know what black Americans talking about and yet Amy Cooper had a distinct understanding. She was like “Oh, I know. I know that you are afraid of interacting with the police because there is a presumption of your guilt because of your blackness. I know that as a white woman and I can weaponized this tool against you, and I know that by the time things shifted trough who was right or wrong, there is a good chance that you will have lost in some way, shape, or form.”
なぜなら、非常に多くの人が、アメリカ黒人の言うことに分からないフリをしている一方で、エイミー・クーパーはそのことを明確に理解していたからだ。エイミーは「分かってんのよ。あんたは警察と関わりたくないんでしょう、だってあんたは黒人で、疑われやすいもの。私は白人女性で、そのことを知ってて、あんたを攻撃する武器にできるんだからね。そうすれば、誰が正しくて誰が悪いかがはっきりするまでに、なんとかしてあんたをぶちのめすチャンスがいくらでもあるわ。」って仄めかしてるんだ。
 
And so, for me, that was the first domino. And so now you are living in a world where so many people are watching this video, so many people are being triggered, because in many ways it was like a, it was like a gotcha. You know? It was like a, it was like the curtain had been pulled back, aha, so you do this. Because it has always been spoken about, but it was like, it was powerful to see it being used. And I think a lot of people were triggered by that, a lot of people were like, “Damn. We knew it was real, but this is like real, real.” You know?
僕はこれが最初のドミノだと思う。今、僕らが生きているのは、本当に多くの人がこの動画を見て刺激を受けた後の世界だ。この動画は本当に、わかりやすいから。まるでカーテンが開いたみたいだ。そうか!って。そういう話があると長らく言われてはいたけれど、現場を目撃するのはずっと影響力が強いから。多くの人がこの動画に刺激を受けた。「最悪だ。本当だって知ってたけど、これは本当の本当じゃないか。」って。
 
I think a lot of people were so angry that some of the outrage that came to her was because of her dog. And I mean, I get it, you know? But it was, it was, a lot of people felt like it would have been great if the dog shelters had the same, I guess, power or if police departments were run by the people who run dog shelters because they seem to act like this, they didn’t waste time. They were like, “Nope, we would like our dog back, lady.” Which I’m gonna be honest, I think was, that was a hell of a punishment. Her job is one thing, taking a white lady’s dog. That was a nice dog.
多くの人を怒らせた1つの理由は、エイミーの犬への仕打ちだと思う。理解できるよ。それはそうなんだけど、多くの人はこうも思ったんじゃないかな、あの犬の保護施設が警察だったら、それか、警察があの保護施設の人たちに運営されてたら良かったのにって。保護施設の言い分はこんな感じだった、言い訳する時間も与えなかった。「いけません。犬をお返しください。」っていう感じで。正直言って、あれほどの罰はないよね。保護施設は余計なことはせず、ただ白人女性から犬を取り返した。いい犬だったよね。
 
Yeah, so that was the first domino, you know? That was the first domino where I felt like you could feel something stirring. And all of this again is in the backdrop. It’s cotonavirus has happened. The numbers have come out. You know, the story of Ahmaud Arbery in Georgia*3, that story has come up, all of these things are happening.
そう、あれが最初のドミノだった。何かがうごめき始めているのをみんなが感じたと思う。そういうことが背景にあって、コロナウィルスが起きた。患者数が明らかになった。ジョージアのアーマッド・アーベリーの話が出てきた。そういう一連の出来事が起きた。
 
And then the video of George Floyd comes out, and I don’t know what made that video more painful for people to watch, the fact that that man was having his life taken in front of our eyes, the fact that we were watching someone being murdered by someone whose job is to protect and serve, or the fact that he seemed so calm doing it, you know? Oftentimes we are always told that the police feared their lives, it was like a threatened, and you know what. You always feel like an asshole when you are like “you didn’t fear for your life?” “How, why did you fear for your life? How did you fear.” 
そして、ジョージ・フロイドの動画が出てきたんだ。あの動画で何が一番ひどいと思うかは人によって違うだろう。僕らの目の前であの男性が命を奪われていったという事実、市民を守り市民のために働く人間が人を殺すのを見たという事実、それともあの警官が人を殺す間冷静だった事実かな。こういうケースでは何度となく、警官の自己防衛のためと説明されてきた、警官が身の危険を感じたと。みんなそんなのクソみたいな言い訳だと思ってる。「命が危ないと思ったって?危ないわけないだろう?なんでお前の命が危ないんだよ、そんなわけあるか」って。
 
But now more and more we are starting to see that it’s like no, it doesn’t seem like there’s a fear, it just seems like it’s, you can do it so you did it. There was a black man on the ground in handcuffs and you, you could take his life, so you did. Almost knowing that there would be no ramifications. And then again, everyone on the internet has to watch this, everyone sees it, it floods our timeline as people.
でもこの動画で、今まで以上に、そうじゃなかったことが、正当防衛ではなく、殺せたから殺したんだってことが分かった。黒人男性が手錠をされて地面に倒れていて、殺すことができた、だから殺したってわけだ。なんの罰も受けないだろうと分かっているから。そしてまた、みんなネットでこの動画を見せられて、誰もが見て、大勢の怒りがタイムラインに溢れ出した。
 
And…and I think, one ray of sunshine for me in that moment was seeing how many people instantly condemned what they saw. You know? And maybe it’s because I'm an opitimistic person, but I don’t think I’ve ever seen anything like that. Especially not in America. I have not seen a police video come out and just see across the board, I mean even Fox News commentators and police chef around the country immediately condemning what they saw. No questions, not what was he doing, not just going, no, this, what happened here was wrong. It was wrong. This person got murdered on camera.
それで...実に多くの人が、すぐさま、この出来事を非難したのは一筋の希望の光だったと思う。なぜって多分、僕は楽観的な性格だけど、それでもこんな事は今までなかった、特にアメリカでは。警察の動画が出た時に、あらゆる方面から、つまりFOXニュースや各州の警察署長までも含めて、すぐにこの出来事を非難する声があがるなんてことは、今までなかったんだ。紛れもなく、フロイド氏が何をしていたか、何をしようとしていたかなんて関係なく、この出来事は間違ってる。間違ってるんだ。この人はカメラの前で殺されたんだから。
 
And then the police were fired, great. But I think what people take for granted is, is how much, for so many people that feels like nothing, you know? How many of us as human beings can take the life of another human being and then have firing be the worst thing that happens to us?
それから関わった警官たちは解雇された。素晴らしい。でもどれぐらいの罰が相応しいかっていうと、解雇なんて何の引き換えにもならないって多くの人は思ってる。人として、他の人の命を奪って、その応酬が酷くても失業する程度、なんてことあり得るか?
 
And yes, we don’t know where the case will go, don’t get me wrong, but it just, it’s, it feels like there is no moment of justice, there is no, you know, if you watching a movie, you at least want the cops, you’d wanna see the perpetrators in handcuffs. You’d wanna see the perpetrators facing some sort of justice. Yes, they might come out on bail, et cetera, but I think there’s a lot of  catharsis that comes with seeing that justice being doled out.
裁判がどうなるかは分からない、誤解しないでほしい、でもこんなの、これじゃ、これじゃ正義がないと思う。ないんだ。例えば、映画を見ていて、警官になりたいと思うだろう、犯人が手錠をかけられるのを見たいだろう。犯人が正義のもとに裁かれるのを見たいだろう。あの警官たちは保釈金で出てくるかもしれないとか色々いわれているのは知ってるけど、正義が行われるのを見ることで、多くの言葉にならない複雑な感情が浄化されると思うんだ。
 
When the riots happened, they for me was an interesting culmination of everything. I saw so many people online saying, “These riots are disgusting” "This is not how a society should be run.” “You do not loot and you do not burn and you do not, this is not how our society is built.”
すべての出来事が頂点に達して暴動が起きたと見ているんだけど、ネットではとても多くの人が「暴動は許しがたい」「社会の正しいあり方ではない」「略奪はいけない、放火はいけない、いけないことだ。アメリカ社会の成り立ちはこんなじゃない」って言っているのを見た。
 
And that actually triggered something in me where I was like “man, okay. Society, but what is society?” And fundamentally, when you boil it down, society is a contract. It's a contract that we sign as a human beings amongst each other. We sign the contract as people each other whether it’s spoken or unspoken and we say, “Amongst this group of us, we agree in common rules, common ideals and common practices that are going to define us as a group.” That’s what I think a society is, it’s a contract. And as with most contracts, the contract is only as strong as the people who are abiding by it.
それが、考えるきっかけになったんだ「なんと、そうか。社会ね。でも社会ってなんだ?」って。それで、基本的に、考えを煮詰めると、社会とは契約だ。社会とは、僕らが人として、お互いに交わし合う契約だ。人として契約を交わし合っているんだ、明言された契約だろうと、暗黙の契約だろうと、それでこう言う。「私たちのグループの中では、私たちのグループを定義する共通のルール、共通の理念、共通の行動にみんなが合意します。」と。僕の思う社会とはそういうことだ。契約なんだ。そして、他の契約と同じように、この契約は契約している人たちと同じぐらい強いものだ。

*1:George Floyd: 2020年5月25日、46歳のジョージ・フロイド氏が警官に拘束され、8分46秒間白人警官の膝で首を地面に押し付けられ、窒息死させられた事件。たまたま通りかかった17歳の高校生Darnella Fraizerが録画した動画は、合衆国のみならず世界中に”Black Lives Matter”運動が巻き起こる引き金となった。https://en.wikipedia.org/wiki/George_Floyd

*2:Amy Cooper: 2020年5月25日、NYCのセントラルパークでバードウォッチングをしていたクリスチャン・クーパー氏が、公園の規則に反して犬を放していたエイミー・クーパーに注意したところ、エイミーが逆上し「黒人に脅された」と通報した事件。クリスチャン氏の撮影した動画がネット上で拡散し、警察の有色人種への偏見を利用しようとした行為と同時に犬の不適切な扱いが多くの怒りを買い、エイミーは勤務先を解雇され、保護団体が犬を回収した。(両者とも苗字がクーパーだが赤の他人)https://en.wikipedia.org/wiki/Central_Park_birdwatching_incident 

*3:Ahmaud Arbery in Georgia: 2020年2月23日、25歳のアーマッド・アーベリー氏がジョギング中に射殺された事件。2ヶ月以上後に、白人の父子が被害者をピックアップトラックで追い回し、銃殺する動画がネット上で拡散するまで、容疑者は逮捕されていなかった。容疑者は被害者を空き巣と勘違いし、攻撃されたため正当防衛で殺したと説明していたが、現場で差別用語を発していたほか、差別用語をネット上に書き込んでいたことからヘイトクライムが示唆されている。動画が拡散するまで警察が容疑者を放置していたこと、2つの州の間で事件がたらい回しにされていたことも非難されている。https://en.wikipedia.org/wiki/Shooting_of_Ahmaud_Arbery

コロナ時代の恋愛事情 | The Daily Social Distancing Show

 

Now, the coronavirus outbreak has been amazing for Ying Ying and Le Le’s relationship, yeah because no-one around, those two panda bears have started having more sex than Donald Trump whenever Melania’s out of town.
さて、コロナウィルスの流行で驚いたことといえば、パンダのインインとリーリーの夫婦関係ですよね。近くに人間がいなくなってから、この二匹はセックスをするようになり、その頻度はメラニアが旅行に出ている間のドナルドトランプ以上です。

I’m joking of course. He doesn’t care if she’s in town or not.
もちろん冗談ですよ。トランプはメラニアが留守かどうかなんて気にしないんだから。

But it turns out, for us, human panda bares, coronavirus hasn’t been beneficial for our love lives.
しかし、我々、人間パンダの愛ある生活に、コロナウィルスの恩恵はないことが明らかになりました。

 

"Splitting up together.”
みんなで離婚

Business is booming right now for Elena Alter, a prominent divorce lawyer in the epicenter of the pandemic, New York City.
"I’m seeing an uptick in calls."
People calling at all hours of the night seeking legal advice.
エレナ・オルターさんの仕事は今まさに活況を迎えています。オルターさんは今回のパンデミックの中心地、ニューヨーク市で離婚を専門に扱う著名な弁護士です。
オルター氏「掛かってくる電話の本数が激増しています」
法的な助言を求める人々から、一晩中、電話が掛かっているのです。

“I’m getting a lot of calls about people who are in close quarters with a person that they were planning to divorce, perhaps this year, hasn’t happen yet, wondering if they can go forward with the divorce during the pandemic.”
今年中にも離婚しようと考えていて、離婚できないまま配偶者と一緒に暮らしているような方から、このパンデミックの間に離婚を前に進めることができるかという問い合わせの電話をたくさん受けています。

Yeah. Coronavirus is the worst thing to happen to marriages since the invention of the pool boy*1
はい、コロナウィルスは夫婦関係に最悪ですね。こんなのはプールボーイが登場して以来です。

Why you always gotta be so sexy when you are raking those leaves in the pool, pool boy?
プールの落ち葉を集めるだけなのに、なんだってそんなにセクシーじゃなきゃいけないんだ?プールボーイ!

And getting divorced is already a stressful experience, but getting divorce when you can’t leave, sweet lord, that must the worst.
それに、離婚なんてそれだけでもストレスがかかるのに、家を出ていけない時に離婚するなんて、それこそ最悪です。

Just imagine, if you live in like a New York City apartment, what do you do then?
“OK. Fine. You can have the bed. I’m gonna sleep in the microwave.”
考えてみて!ニューヨーク市のアパートみたいな所に住んでるとしたら、離婚してからどうする?
「上等だ!お前ばベッドを使えばいい。俺ば電子レンジの中で寝るから。」

So yeah, because of coronavirus, divorce lawyers are seeing more business than the guy selling grow sticks at Coachella.
And if you were wondering, why is this happening? Well, it because quarantine is showing a lot of couples they might love each other, but they don’t like each other.
はい、コロナウィルスのおかげで離婚弁護士の忙しさは、コーチェラでサイリウムを売る人なみです。
みなさんは不思議に思われているでしょう、どうしてこんなことになったのか。なぜなら、多くのカップルが自宅隔離で気づいたからです、愛し合ってはいるかもしれないけど、お互い好きじゃないって。

 

Dr.Ish Major/ Resident therapist/ Marriage boot camp:Hip hop edition
"When it comes to the quarantine, the biggest problem couples have is just the amount of pressure that the relationship is putting on each other. Think about it. Normally you are around your partner for maybe five ours a day awake, but now it’s triple."
イシュ・メジャー博士:リアリティ番組マリッジブートキャンプの在宅セラピスト
「自宅隔離によって、夫婦関係というお互いの責任に相当なプレッシャーを感じるようになったことが、大きな問題です。考えてみてください。普通、起きている間夫婦が一緒にいる時間は5時間程度だったのが、今ではその3倍です。」

“When we don’t have as much distraction going on, we tend to hyper focus on certain things the little things bother us.”
「他に意識を向ける対象がないと、私たちはささいな悩みを気にしすぎてしまう傾向があります。」

“Part of the reason that could be, one in three people surveyed say they do not shower or bathe everyday anymore. Also 15% of respondents say they do not get dressed out of their pajamas.”
「1/3の人がシャワーや入浴を毎日しなくなり、回答者の15%がパジャマから着替えないとアンケート結果で出ていることも、その原因かもしれません。」

“He wanders through the house and continues to talk to me when I’m on the phone.”
“Can't be in your bathrobe, and those are the thing, like the little things I have to be aware of because the camera really covers the whole space.”
「うちの人は家中ウロついて、私が電話中でも話しかけてくるの。」
「バスローブのままでいたらダメよ。それにカメラが家中を写してしまうから、細かいことまで気になっちゃって。」

 

Oh, man. I really feel bad for this woman. Think about it. Her husband is walking around in a bathrobe while she is trying to work over Skype. That is so embarrassing because that’s her job. Like imagine if you were in your boss’s office, and then your spouse just walks in, shirtless, covered in Cheetos.
あーあ、この女性は本当に気の毒ですね。考えてみてください、スカイプで仕事中に夫がバスローブ姿でウロウロしてるなんて。気まずいですよ、だって仕事中なんですから。上司のオフィスにいる時に、あなたの夫がハダカで、スナック菓子まみれになって入ってきたところを想像してみてください。

Honey, do you have a towel?"
“Excuse me? My boss is here. Can’t you see?”
“Oh, I’m sorry. Mr.Boss, do you have a towel? The Cheetos, they get everywhere, look at this.
「おい、タオルあるか?」
「ちょっと、やめて、課長の前で。見えないの?」
「おーわりーな。課長さんよ、タオルあるか?ソースがいろんなとこに付いたんでな、ほら。」

I see why people are getting tired of each other. Like just because you’ve committed your life to someone doesn’t mean you want to be committed 24/7.
お互いにうんざりするのは分かります。生涯を共にすることに決めたからといって、1日24時間、週7日ずっとつきっきりって意味ではないですから。

In fact, after coronavirus ends, I think marriage vows need to be updated.
“Do you take this man to have and to hold, but for, like an hour in the morning, and maybe three hours at night when you watch TV?"
だからコロナウィルスが収束したら、結婚の誓いの言葉も変えなきゃね。
「汝はこの男性と...朝の1時間と、それからたまに夜テレビを見る3時間ぐらい...共に生きることを誓いますか?」

 

"Couples Get Creative.”

「クリエイティブになったカップル」

Now, don't get it twisted. Coronavirus isn’t breaking up every couple. There’re many lovebirds out there who are taking the initiative, and turning quarantine time into quality time.
さて、誤解しないでください。コロナウィルスで破局したカップルばかりではありません。この変化を前向きに捉え、隔離期間を充実した時間にしている仲良しカップルもたくさんいます。

You maybe stuck at home but that doesn’t mean date night is canceled.
One couple use their free time to recreate the iconic final dance scene from the 1980s film “Dirty Dancing”
家に閉じ込められているからと言って、デートがキャンセルとは限りません。このカップルは、空いた時間に80年代のヒット映画「ダーティー・ダンシング」の有名なラストシーンのダンスを練習しています。

The Jones family is used to being creative, turning famous paintings into their own works of art quarantine style, like “American Gothic”*2 and “Washington closing the Delaware”.*3
もともとクリエイティブだったジョーンズ一家、名画を自宅隔離スタイルにアレンジしました。「アメリカンゴシック」や「デラウェア川を渡るワシントン」などです。

 

Grant recreated date nights around the house. A casino, sports bar, bowling with paper towel pins in their living room.
“I think my favorite part of the date was the dance club. Which was our bathroom and when we went in their, he had music blaring, and then he like, turned the lights on and off.”
グラントさんはデートを家で再現しました。カジノ、スポーツバー、ボウリングのピンはリビングにあったペーパータオルです。
「一番ウケたのはクラブかな。バスルームで、中に入ると彼は音楽を大音量でかけて、電気を点けたり消したりしたの。」

Okay, now that guy, that guy deserves all the brownie points*4 in the world. He made a full night club in his bathroom for his woman? Wow, that’s love. And this thing is super realistic. He even charged her $18 for a vodka cranberry and then stole her purse when she got drunk. That is commitment.
なんと、この男性は世界一ポイントを稼いだね。愛する女性のためにバスルームをクラブに変えたって?すごい、愛だね。さらに、めちゃくちゃ現実的なのは、この人は彼女の飲んだウォッカクランベリーに18ドル請求して、彼女が酔っ払ったら財布を盗んだって。これぞ真剣交際だ。

 

“Online Marriage Licenses”

「ネットで婚姻届」


Andre Cuomo, the only American governor who can pull off a tracksuit*5, has signed an executive order, allowing New York couples to get their marriage licenses online, and he’s authorized clerks to perform wedding ceremonies over video.
アンドレ・クオモ、ジャージを脱ぎ捨てるのことができるただ一人の知事が、ニューヨーク州カップルはネットで婚姻届を出せるという行政命令に署名しました。さらに職員には、ビデオ通話で結婚式を執り行う権限を与えました。

Now, look. If you ask me, I don’t think anyone, I don’t think any one of us should be making big life decisions during quarantine, okay? No one. Your concept of love is totally skewed right now. You can trust me on this. I spent most of last week in a relationship with a bottle of Purell. I mean, think about it. You are locked up with one person for so long, You probably forget other people exist.
はい注目、僕にいわせれば、誰も、誰一人として、隔離中に大きなライフイベントを決断するべきじゃない。いいかい?誰一人として。みなさんの恋愛のセンスは、いま、すっかりめちゃくちゃになってるんだから。これは間違いない。先週ずっと消毒ジェルと関係を持ってた僕が言うんだから。考えてみて、一人の相手とこんなに長く閉じ込められてたせいで、人間は他にもいるってことをたぶん忘れてるんだろう。

Yeah, you’ll be like," you are the best guy in the world, let’s get married!” And then you're gonna take one walk and you’ll be like “What have I done? (Sobs)"
そうだよ、「あなたって最高。結婚しましょう!」ってなってる。それから、少し離れてみて、「私ったらなんてことしたの?」ってなるんだ。

Basically, any marriage during quarantine should have the same store policy as Best Buy. If I’m not happy with the product after three month, I can return it or at least make an exchange.
基本的に、自宅隔離中の結婚はすべて、ベストバイと同じ規約にしておくべきだよ。もし、3ヶ月後に買った物が気に入らなかったら、返品か、少なくとも交換できるってやつ。

 

“Caught cheating on live TV"
「生放送で浮気発覚」


Thanks to coronavirus, we now do everything at home, right? We are working out from home, we're holding office meetings from home, you’re using the bathroom at home. For years we just have been going to Wendy’s*6, right? Is it just me?

コロナウィルスのおかげで、いまではみんな何もかも自宅でしています。家から仕事し、家から会議に参加し、家でお風呂を使う。もう何年もウェンディズまで行ってたのにね。あれ?僕だけ?

And it turns out, you can even have affair at home.
さて、なんと家では浮気までできてしまうことが明らかになりました。

It’s the whoopsie that’s making world headlines. 41-year-old Spanish news anchor Alfonso Merlot was hosting a live show from his home when a naked woman walked right behind him.
“Oh, wait but that’s his wife, his girlfriend, right?”
No, the tea is hot honey*7, are you ready?
Viewers were quick to point out that that in not only is not his girlfriend, it was a colleague.
“Wait, what?”
Yes.
やらかしちゃって、世界中のニュースになっているのがこちら。スペインのニュース司会者、アルフォンソ・メルローさん41歳が自宅から番組を放送している途中、裸の女性がすぐ後ろを歩いているのが映っていたんです。
「えー。でも待って、これってこの人の妻か、交際相手なんじゃない?」
違うの、ここからが面白いんです、聞きたい?
視聴者によると、この女性はメルローさんの交際相手ではないばかりか、同僚なんですって!
「待って、本当に?」

Oh, god damn. God damn! I need to start watching news from Spain. I mean here, it’s all boring stuff about trade wars and climate change. Over there it’s like a telenovela.*8
これはヤバい!これからはスペインのニュースを見なきゃ。こっちのニュースじゃつまらない貿易戦争や気候変動。それが向こうじゃ、まるで昼メロだ。

A naked woman just walking in the background? I bet, next week this guy gets amnesia, and then is replaced by his long lost twin brother.
バックで裸の女性が歩いてた?きっと来週はこの男性が記憶喪失になって、それから長い間行方不明だった双子の弟に全て奪われるんだ。

“Breaking news. I don’t know who I’am. But I know that I love you.”
「今日のハイライトです。俺は、自分が誰だかわからない。だけど、お前を愛してることはわかるんだ。」

But, yo. on the real though, this was such an amateur mistake. Everyone by now, everyone should know that you’ve gotta be aware of your background when you are working from home. Okay? The only thing that people should see behind you is some books you’ve never read, and a couple of trophies you won for coming in last place in two marathons.
にしてもだ、本当のところ、こんなのどシロウトのミスだ。今じゃ、家で仕事する時は自分のバックに気をつけなくちゃいけないって、みんな知ってなきゃいけない、いいか?他の人に見せていいのは、読んだこともない本と、マラソンの敢闘賞のトロフィー2つ、それだけだ。

And if you get busted cheating like this on live TV, there is nothing you can do. Your best option is to channel Donald Trump and just try and blame the media.
それから、生放送で浮気現場を押さえられたら、どうしようもありませんね。そんな時は、ドナルド・トランプに憑依してもらってマスコミのせいにしようとするのが一番。

“Baby, you know you can’t trust the press. There was no naked woman in the background. Read the transcript, baby. Fake nudes."
なあ、マスコミなんて信用できないって分かってるだろ?バックに裸の女性なんていなかったんだ。字幕を読めよ。「フェイク・ヌード」!

 

“Neighbors with benefits"

「ご近所さんとの深いお付き合い」

So, lots of people right now, are interacting with their neighbours like they've never done before. But thanks to corona virus, we're lerning about that neighbour don't just to be friends. They can also be our friends with benefit.*9
さて、昨今、多くの人がこれまでになかった形で近所の人と関わりを持ち始めています。それどころか、コロナウィルスのおかげで、ご近所さんとは友だち止まりではなく、もっと深い関係になれることもわかってきました。
 
Jeremy Colin was sitting at home alone and look out of his window and saw his next door neighbor dancing. He had never met her before but it was love at first sight.  So, he went above and beyond, pulled out his drone and flew it over to her to ask her out on a date.
ジェレミー・コリンは自宅で一人座って窓の外を見ていた時、隣人がダンスしているのを見つけました。それまで彼女に会ったことはありませんでしたが、一目惚れでした。そして、なんとジェレミーはドローンを出して彼女の所に飛ばし、デートに誘ったのです。
 
Michaele D'alpaos first set eyes on Paola Agnelli from his balcony. Michaele managed to track Paola down on Instergram and struck to have a conversation. The couple hasn’t stop talking since. Now they spend their days dreaming about what they’ll do when they finally meet. “I kiss her for an hour.” “I kiss you for two-hour."
ミケーレ・ダルパオは最初、バルコニーから(双眼鏡で)パオラ・アニエリを見つけました。ミケーレはインスタグラムでパオラを見つけだし、話しかけました。それから二人のおしゃべりは止まりません。今では、最終的に会えた時何をするか想像するのが二人の毎日の楽しみです。「彼女に1時間キスするよ」「私は2時間」
 
Oh. Stop it you two. Get a room. But don’t. Social distancing. You know it’s amazing how this pandemic has warped our perspective. Because if you think about it, before coronavirus, if a guy staring at his neighbor through binoculars and then tracking her with drone, it would not be romantic. It would be a first half hour of a Dateline episode.*10
やっだー(照)お二人さん!よそでやってよ!...ダメダメ!ソーシャルディスタンシングですよ!
このパンデミックで僕たちの物の見方がこんなにも変わってしまったのは驚きだね。だって考えてみてよ、コロナウィルスの前は、近所の女性を双眼鏡で覗いてドローンで追いかける奴がいたら、ロマンティックとは思ってもらえなかった。そんなの「Dateline」の前半30分だよ。
 
But I guess this is kind of sweet. You know, the only big problem with dating with your neighbor is that neither of them can ghost*11 each other.
まあ、これは素敵かもね、なんでかっていうと、ご近所さんと付き合ったとしても問題は一つしかないから。問題っていうのは自然消滅が狙えなくなるってことだけどね。
 
“I know you are home. I can see you Daniella. Answer the phone.”
「帰ってきたな、見てるんだぞ、ダニエラ。電話に出ろ!」

*1:pool boy:お金持ちの家のプールを清掃する無駄にイケメンでムキムキの若い男性。トロフィーワイフの格好の浮気相手

*2:Amerigan gothic: グラント・ウッドの1930年の作品。シカゴ美術館所蔵。アメリカの20世紀絵画の中で最も有名な作品。

*3:Washington closing the Delaware: エマヌエル・ロイツェの1851年の作品。メトロポリタン美術館所蔵。

*4:Brownie points: ちょっとしたお手伝いなどをした時、日本語で「ポイントを稼いだ」と言うのと同様に使われる。ガールスカウトが起源とか、戦時中の配給で肉は茶色の引換券だったからとか、起源には諸説ある。
Where Did the Term Brownie Points Come From?
https://www.msn.com/en-xl/northamerica/life-arts/where-did-the-term-brownie-points-come-from/ar-AAG9Oai

*5:pull off a track suit: クオモとジャージの関係は不明。これかな? https://www.gq.com/story/andrew-cuomo-coronavirus-style

*6:Wendy’s:ファミレス「ウェンディーズ」で2月に起きたバイトテロより。

TikTok video shows Wendy's employee taking bath in kitchen sink
https://www.usatoday.com/story/money/business/2020/02/17/michigan-wendys-employee-takes-bath-kitchen-sink-tiktok-video/4762010002/

*7:Hot tea:ゴシップ

slang for "gossip," a juicy scoop, or other personal information.

*8:telenovela: 中南米諸国の昼メロ。

*9:friend with benefit: いわゆる「セフレ」

*10:Dateline: NBCの番組。週一回、一つの犯罪事件を1,2時間かけて詳細に報道する。三面記事的な犯罪を主に扱う。https://en.wikipedia.org/wiki/Dateline_NBC

*11:ghost: 急に連絡を絶って、相手が諦めるまで無視し続けること

コロナ時代のご近所づきあい | The Daily Social Distancing Show

Neighboring in the Time of Coronavirus | The Daily Social Distancing Show

 
Usually, When we talk about corona virus, we focus on the live lost, the economy and jobs. But the truth is that this pandemic is changing our world in a million different way. And one of those ways is how we interact with our neighbors. And that’s exactly what we gonna explore in our new segment. Neighboring in the Time of Corona.
通常、コロナウィルスの話題では、亡くなった方や、経済、仕事などに注目します。ですがコロナウィルスのために、私たちの世界はそれ以外にも様々な面で変わりつつあるのが現実です。近所の人たちとの関わり方もそのひとつ。次のコーナーではこの近所づきあいを掘り下げましょう。「コロナ時代のご近所づきあい」
 
Let's talk about neighbors. They are the people who live in an apartment just like yours, only everything's backwards. And since the coronavirus locked us all down, we’ve gotten so desperate for human interaction. And we’ve actually started turning to the people who live next door. And the results, well they’ve actually been inspiring.
ご近所さんについて話しましょう。みなさんと似たようなアパートに住んでいる人たちです。前後が逆なだけで同じような部屋にね。コロナウィルスでロックダウン(都市封鎖)してからというもの、人との関わりが渇望されるようになりました。私たちは隣近所に住む人に興味を持つようになったんです。その結果、なんと、実はご近所さんはすごい人たちだったことがわかりました。
 
Two young girls in Italy, put their creative minds and talent to work. They took to the roof top of their respective buildings to play tennis.
イタリアでは、二人の少女が創造力と才能を開花させました。二人はそれぞれの建物の屋上をコートにしてテニスを始めたのです。
 
A guy in Brazil captured video of some neighbors playing the 90’s game Street Fighter II projected onto the building.
ブラジルの男性が撮影した映像です。この男性の近くに住む人が、90年代のゲーム、ストリートファイター2を街並みに投影しています。
 
A DJ in Argentina is bringing the club to his balcony. He sets up outside letting neighbors enjoy from their own balconies. The DJ spins for about an hour giving them just enough time to mentally escape and have a bit of fan.
アルゼンチンではDJがバルコニーをクラブに変えました。近隣の住民が各家庭のバルコニーで楽しめるように、屋外で音楽を流しました。DJが1時間ほどスピンし、その間、住民は気分転換して楽しむことができました。
 
Oh, man! Oh, yeah! I love this. People are like "Hey, let's go to the club." "Hey, I'm at the club. It's popping tonight."
すごい!いいね!これはいい。みんな「クラブ行こうよ〜!」(カチャッ)「クラブに来たよ〜!今夜だけのクラブだ!」って。
 
So, lots of people right now, are interacting with their neighbours like they've never done before. But thanks to corona virus, we're lerning about that neighbour don't just to be friends. They can also be our friends with benefit.*1
さて、昨今、多くの人がこれまでになかった形で近所の人と関わりを持ち始めています。それどころか、コロナウィルスのおかげで、ご近所さんとは友だち止まりではなく、もっと深い関係になれることもわかってきました。
 
Jeremy Colin was sitting at home alone and look out of his window and saw his next door neighbor dancing. He had never met her before but it was love at first sight.  So, he went above and beyond, pulled out his drone and flew it over to her to ask her out on a date.
ジェレミー・コリンは自宅で一人座って窓の外を見ていた時、隣人がダンスしているのを見つけました。それまで彼女に会ったことはありませんでしたが、一目惚れでした。そして、なんとジェレミーはドローンを出して彼女の所に飛ばし、デートに誘ったのです。
 
Michaele D'alpaos first set eyes on Paola Agnelli from his balcony. Michaele managed to track Paola down on Instergram and struck to have a conversation. The couple hasn’t stop talking since. Now they spend their days dreaming about what they’ll do when they finally meet. “I kiss her for an hour.” “I kiss you for two-hour."
ミケーレ・ダルパオは最初、バルコニーから(双眼鏡で)パオラ・アニエリを見つけました。ミケーレはインスタグラムでパオラを見つけだし、話しかけました。それから二人のおしゃべりは止まりません。今では、最終的に会えた時何をするか想像するのが二人の毎日の楽しみです。「彼女に1時間キスするよ」「私は2時間」
 
Oh. Stop it you two. Get a room. But don’t. Social distancing. You know it’s amazing how this pandemic has warped our perspective. Because if you think about it, before coronavirus, if a guy staring at his neighbor through binoculars and then tracking her with drone, it would not be romantic. It would be a first half hour of a Dateline episode.*2
やっだー(照)お二人さん!よそでやってよ!...ダメダメ!ソーシャルディスタンシングですよ!
このパンデミックで僕たちの物の見方がこんなにも変わってしまったのは驚きだね。だって考えてみてよ、コロナウィルスの前は、近所の女性を双眼鏡で覗いてドローンで追いかける奴がいたら、ロマンティックとは思ってもらえなかった。そんなの「Dateline」の前半30分だよ。
 
But I guess this is kind of sweet. You know, the only big problem with dating with your neighbor is that neither of them can ghost*3 each other.
まあ、これは素敵かもね、なんでかっていうと、ご近所さんと付き合ったとしても問題は一つしかないから。問題っていうのは自然消滅が狙えなくなるってことだけどね。
 
“I know you are home. I can see you Daniella. Answer the phone.”
「帰ってきたな、見てるんだぞ、ダニエラ。電話に出ろ!」
 
Now, don’t get me wrong. Coronavirus in not only bringing neighbors together. For some neighbors, this pandemic has made them do to war.
さて、誤解しないでください。コロナウィルスはご近所さんを団結させるだけではありません。このパンデミックのせいで揉め事が起きている町もあるんです。
 
As snitching epidemic, neighbors tattle on people not following shut down orders.
伝染病が蔓延するなか、閉鎖の指示に従わない人を攻撃する住民も出ています。
 
A man says his neighbors chopped down a tree and used that trees to block his road to try to force him into quarantine.
ある男性によると、この男性の隣人たちが木を切り倒して道を塞ぎ、むりやり男性を自宅隔離状態においたとのことです。
 
Social distance shaming has gotten ugly. This is the Nextdoor web site created to make neighbors more neighborly. But check up these recent posts. “You're moron” “Shut up, yuppie!!!
ソーシャルディスタンシングいじめが激化しています。これはご近所同士が仲良くなるため作られた「ネクストドア」のウェブサイトです。しかし、最新の投稿を見ると「バカ」「黙れ、成金」
 
(creaking) So, this is my life. I just listen to people **** all night. That’s cool.
(ギシギシ)私の暮らしはこうよ。誰かが(ピー)してんのを一晩中聞いてる。最高よね。
 
You know, I’ll never understand why people get so angry when they hear their having sex. If you want your neighbors to stop having sex, don’t get mad. Get involved. That what I do. Whenever my neighbors get too loud, I just press up against wall and like “And me! And me! And me!” It works every time. But no much how much tensions arises between neighbors, there’s one thing you can always count on to bring people together to weather a storm: happy hour.
隣の人がセックスしてるのが聞こえるとなんでみんなそんなに怒るんだ?隣の人にセックスするのをやめてほしかったら、怒っちゃいけない。仲間に入るんだ。それが僕のやり方。隣の人がうるさくしすぎたら壁にくっついて「僕も!僕も!!僕も!!!」って。効果あるよ。
さて、どれだけご近所さんと険悪になったとしても、みんなで一緒になって困難を乗り切るためには、これに頼るのが一番。ハッピーアワーです。
 
Now, neighbors in this one cul-de-sac*4 call it "trash talk". They started to meet to have drinks on Tuesday when they bring out their trash cans for pick up.
この区画に住む人たちは、これを「ゴミトーク」と呼んでいます。この区画では火曜日のゴミ出しの時に集まって飲むことにしました。
 
Some neighbors decided to follow the mantra that sharing is caring. Every night 7:00 neighbors in this apartment share a drink. One of the residents lean out of the window to pour some wine from his bottle down to neighbors below.
分け合うことは助け合うこと、という格言に従うことにしたのがこちらの人たち。毎晩7時にこのアパートの住人はドリンクを分け合っています。上の階からボトルを傾けて、下の階の住人にワインを注ぐ人もいます。
 
Yep. Leave it to alcohol to bind people together. I also love that they were having wine while leaning on the trash cans because it combines the classiest drink with the least classy activity next to it. Next, they’ll be like “More caviare served on a Limp Bizkit CD?”
そう。アルコールがみんなを一つにまとめてくれる。ゴミ箱にもたれながらワイン飲んでるの、すごくいいよね、だってこれ、最高にオシャレな酒と一番オシャレじゃない仕事の組み合わせじゃない。次はきっと「キャビアのお代わりをお願い。リンプビズキットのCDに載せてね。」なんて。
 
So, look. Before the coronavirus, a lot of us just thought of our neighbors as anonymous weirdos who cook smelly meals and needed to turn down their music. But, hopefully, this pandemic will help us realize that these are real people, man. These are people with name. That’s not your neighbor. That's Gary. And after all of this coronavirus is over, I just hope that we’ll be able to go across the hall and say, “Turn down the goddamn music! Gary”
さて、コロナウィルスの前は、大抵の人にとって、近所の人っていうのは、料理の匂いをさせたり、音楽のボリュームが大きすぎたりする、誰か知らない気持ち悪い人でした。でもこのパンデミックのおかげで、近所の人も自分と同じような人間なんだって実感できるのかもしれませんね。近所の人たちもそれぞれ名前を持った人間なんです。あれは「近所の人」じゃなくて、ギャリーなんだよね。このコロナウィルスにまつわる全てが終わった時、できれば廊下の反対側に行って...言えるといいな。「うるせえ!ボリューム下げろ!...ギャリー。」

*1:friend with benefit: いわゆる「セフレ」

*2:Dateline: NBCの番組。週一回、一つの犯罪事件を1,2時間かけて詳細に報道する。三面記事的な犯罪を主に扱う。https://en.wikipedia.org/wiki/Dateline_NBC

*3:ghost: 急に連絡を絶って、相手が諦めるまで無視し続けること

*4:cul-de-sac: クルドサック。袋小路になった区画。 フランス語で袋小路(cul:尻、sac:袋)の意。